［ＧⅠ宝塚記念＝２０２４年６月２３日（日曜）３歳上、京都競馬場・芝外２２００メートル］
🔴📺📲👉 宝塚記念(GI) 生中継
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天候悪化が予想される今年のＧⅠ宝塚記念（２３日＝京都芝外２２００メートル）。ならば、クロノジェネシスが優勝した２０２０年の同レースを思い出さずにはいられない。当時は発表こそ稍重だったものの、レース前のゲリラ豪雨で馬場はびしょ濡れに。結果として、１番人気の支持を集めたサートゥルナーリアは馬場に対応できず４着に敗れてしまい、２着に６番人気のキセキ、３着に１２番人気のモズベッロがそれぞれ入線。３連単は１８万３８７０円の大波乱決着を生み出した。果たして、今年も当時の再現となるのか？
〝道悪歓迎〟を掲げるのはブローザホーン（牡５・吉岡）とカラテ（牡８・音無）の陣営だ。ＧⅠ天皇賞・春２着からのタイトル奪還を狙うブローザホーン。今回と同舞台の烏丸Ｓでは不良馬場の中、直線で一気に脚を伸ばすと後続を５馬身突き放して優勝。一気にオープン入りを決めた実績を持つ。
２１日は降雨に負けず坂路を駆け上がった（４ハロン６４・２―１４・９秒）。吉岡調教師は「変わりなくきていますし、カイ食いも良さそうです」と好気配を伝えつつ、「あまり降りすぎるのは馬のダメージを考えると心配ですが、軽くて速い馬場よりは、時計のかかるほうが自分から動きやすいですからね」。春のグランプリ制覇に向けて雨が降れば降るほどチャンスは大きくなる。
一方、ベテランのカラテは不良馬場で行われた昨年のＧⅢ新潟大賞典を差し切り勝ち。トップハンデの５９キロを背負っての優勝は価値があり、今回も馬場が渋るようならば、上位進出のチャンスがあっても不思議ではない。
２１日は坂路１本のメニューを消化（６３・２―１５・３秒）。「雨の日の成績はいいみたいだね」と音無調教師が開口一番。「枠（６枠８番）はどこでもよかったし、前走（鳴尾記念６着）も割と走ってくれたと思う。年齢だし、状態面は一緒でしょう。あとはジョッキーに任せます」と（岩田望に全権委任の構え。カラテにとって音無厩舎転厩後の２走目。キャリア豊富な道悪巧者がドデカイ一撃を狙っている
2024年4月「競馬をより深く楽しんでいただく」ため新たなPROJECTがスタート！
その名も「重賞深掘りPROJECT」。
重賞のことなら「ここを見れば完璧！」と言っていただける『重賞コーナー』に育てていくことを目指します！
＝新PROJECT発足のご挨拶＝
このPROJECTのプロモーター「ブッシー」からのご挨拶です。
【重賞深掘りプロジェクト】始動のご挨拶
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17517/0/109
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
《馬体アナリスト 伊藤の最新動画》
【宝塚記念 2024｜馬体診断】デキはドウデュースに匹敵!? 馬場悪化で怖い2頭を『穴』指名！ 馬体アナリストが有力馬9頭を解説
《宝塚記念の馬柱》
競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
水曜日はさきたま杯の取材のため浦和競馬場へ行ってきました。
当日は1万人以上の競馬ファンが詰めかけ競馬場は大混雑。レースはファンの大歓声に応えて本命に押したレモンポップが勝利を飾りましたね。
1角過ぎにきっちり外2番手を確保し「勝負あり！」と見ていましたが、早め早めの競馬で楽々押し切ったのだから大したものです。
ダートマイル路線国内最強の力を示してくれました。
それでは日曜重賞・宝塚記念の予想を進めていきます。
ここまでの予想コラムで述べた内容と重なり恐縮ですが、私の重賞の予想方法は
（1）過去好走馬の馬体分析
（2）馬体以外で重視すべきファクターの選定
（3）出走有力馬の馬体分析
（4）総合的に判断した印と想定人気を考慮した買い目並びに点数の決定
以上です。
ただし、本重賞は3週前の鳴尾記念や先週のマーメイドSと同様に過去好走馬の取り扱いが難しいですね。
今年の宝塚記念は京都芝2200m外回りが舞台で、この舞台で行われるのは2006年以来18年ぶりのこと。
阪神芝2200m内回りと京都芝2200m外回りでは同じ2200mでも似て非なるものなため過去好走馬の馬体は参考程度に留めるべきでしょう。
京都芝2200m外回りが施行舞台となる、京都記念、エリザベス女王杯好走馬の馬体を重視することも可能ですが、出走馬の質や性別が異なるため注意が必要です。
そのため今年は出走馬の「能力」と「デキ」と「道悪適性」を重視して考えていきたいですね。
続いて馬体以外で重視すべきファクターの選定ですが「予想される位置取り」とします。
今年の出走馬13頭中、確固たる逃げ馬は不在。徹底先行タイプも見つからず、自在脚質のベラジオオペラがジワッとハナに立ち、3角まではまずスローで流れそうです。
3角から4角にかけて後続勢が動き出しますが、前に付けられる馬には「位置取り」というアドバンテージが発生します。
有力馬の中ではジャスティンパレス、ベラジオオペラ、ディープボンド、プラダリア、ブローザホーンあたりは先行する競馬も可能で前に付けられそうですね。
さらに出走有力馬の馬体分析です。
有力馬8頭の馬体は表にまとめましたのでご確認ください。
チェックポイントは「馬体のデキ」と「道悪適性」の2点です。
日曜の京都は当初の予報より雨量が少なく、レースは稍重から重馬場で行われそうですが、道悪適性が高いに越したことはないでしょう。
道悪適性は馬体の繋ぎの角度、レース中の走法、過去実績から総合的に判断しています。
馬体のデキから強調できるのは
ディープボンド
ドウデュース
プラダリア
の3頭です。
続いて道悪適性の高さを強調できるのは
ディープボンド
プラダリア
ルージュエヴァイユ
ローシャムパーク
の4頭です。
ディープボンドとプラダリアは両面を満たしていて、馬場が重から不良まで悪化するようならどちらかを本命に抜擢するかまで考えたほど。
ただし、稍重止まりだと3着までが精一杯かもしれません。
ドウデュースは道悪適性は繋ぎの角度から△から○としましたが、ピッチ走法で叩きつける走りをするため稍重から重馬場なら問題なく対応できそうです。昨年の有馬記念2着、3着馬が不在というのも大きいですね。
ジャスティンパレスはデキ絶好という仕上がりではありませんが、ドバイ明けを考えれば十分なデキ。立ち気味の繋ぎで稍重から重馬場は全く問題なく、稍重の天皇賞・春を制覇済みです。
一方で、稍重なら大丈夫そうですが、重馬場以上に渋るようだと割り引きたいのがシュトルーヴェとベラジオオペラ。この2頭は個人的に芝良馬場でこそと見ています。
他にも調教、枠順、展開などを考慮した最終結論は次の通りです。
《宝塚記念の最終結論》
◎4ドウデュース
○2ジャスティンパレス
▲7プラダリア
☆5ディープボンド
△1シュトルーヴェ
△3ベラジオオペラ
△10ローシャムパーク
△12ブローザホーン
△13ルージュエヴァイユ
本命は昨年の有馬記念勝ち馬ドウデュース。
あばら骨をはっきり見せているのはダービー以来です。ドバイ遠征明けになりますが、研ぎ澄まされた馬体で、ハリツヤも素晴らしいですね。筋肉隆々ながら重さを一切感じさせず、全身を素軽く見せほぼ完璧な態勢と言えるでしょう。
スローで後ろに構えすぎるとどうかも、スローを見越してジャスティンパレスとルメール騎手が早めに踏み込めば、レースは3角過ぎから動きます。京都の坂を上手に利用して4角4、5番手あたりまで位置取りを上げられれば届くと見ます。
対抗評価はジャスティンパレス。
ディープインパクト産駒としては筋肉質で馬体がパンパンに張っているのが特徴です。ドバイ以来のレースですが、デキ絶好とまでは言えないもののハリツヤ上々で態勢は良好です。
先述したようにスローを嫌っていち早く動きそうなのが本馬。天皇賞・秋のように溜めれば切れますが、できれば持続力勝負に持ち込みたいですね。
単穴評価は馬場が重まで渋れば怖い先行脚質のプラダリア。京都巧者のGII大将で、いわゆる切れないディープです。馬場が渋れば最後までジリジリと脚を伸ばせるのがいいですね。
今回は大阪杯出走時よりもメリハリが強調され、肩周りから胸前の隆起が素晴らしく映ります。馬体の締り、ハリとも前回以上で春3戦目でピークと言える状態。稍重でも3着なら十分あります。
☆評価はディープボンド。GIにあと一歩届かないものの、馬体に衰えは見られず、今回のデキは素晴らしいですね。中距離だと追走力に課題がありますが、押して押して4、5番手を確保できれば面白いはずです。
△評価で最大の惑星がルージュエヴァイユ。走っても走っても人気にならないタイプで、渋った馬場は繋ぎの角度からOK。大穴ならこの馬でしょう。
馬券はドウデュースから手広く勝負。ドウデュースとジャスティンパレスの馬連だけは渋いので配分を調整します。
《宝塚記念の買い目》
◎4ドウデュース
○2ジャスティンパレス
▲7プラダリア
☆5ディープボンド
△1シュトルーヴェ
△3ベラジオオペラ
△10ローシャムパーク
△12ブローザホーン
△13ルージュエヴァイユvghfty
